日傘

王様気取りでやってきたあなたは何も考えてくれない
毎日私をこき使うんだ
いつか私があなたに抱いたあの感情はなんだったのか
今じゃなんにも分からない
雨がやんだ次の日にあなたは日傘を差し出して、
「これで一緒に散歩しよう」
私を誘ってくれたんだ 私を思ってくれたんだ
だけどまだ仕事があると、
あなたの言葉を断ち切っても
あなたはそんなの聞いてない


あなたのわがままは私を辛くさせ、
            私を幸せにする


それなら王様気取りでもいいよ 


私は一緒に外に出る
あいあい傘をさしながら