暑い夏が来るごとに

君がいなくなるような気持ちが膨らんでく

毎年同じことでしょう


でもやっぱ少し違う


アイロンがけもされてないシャツに腕を通して

君を迎えに行くことにした


山道はいつのまにかビルが立ち並ぶ景色に

さえない僕も少し背筋が伸びて


君は

都会のはじっこで

帽子、目深にかぶって

笑ってた


走り出したら

汗かくのも忘れるぐらい


いつのまにか手引っ張って

帽子も空に飛んでった


これからは
皿も割らないし
お気に入りのめがねも踏まない
健康なからだになるから

いつもより優しく

明日へつれてくよ