歩いて遠くに行こうか

はじめはゆっくり、しっかりと。
調子良くなってきたら、歩幅を大きくとってリズミカルに…

花壇にちょうちょが飛んでて

車の排気ガス、苦しくなる

遠くにぼんやり山が見える

足がつかれたら、少しそこの喫茶店でカフェオレを飲もう

いつのまにか歩くことに慣れて、
行き交う人とかにいろんな思いを馳せてしまう

いろんな生き物がいる
物がある
みんな一つだけで
生きてる


私はひとりかな

独り

だけど、おんなじようにみんなたった一人だった

たった一人の
いろんなものがいろんな場所で一緒に暮らしてる

不思議だな
違うから一緒にいるのかもしれないな


考えながら
歩く
歩く




いつのまにか夕日が沈んで、月が浮かんだ

明日もまた歩けるかな。

何か見つけられるかな。

少し期待しながら、朝を待つ。